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翌日は午後から来客予定があったので準備に当てていたのですが、朝ネットを見たら近くの浜にコアジサシがめっちゃ来ているということを知り来客そっちのけで出かけてしまいました。

海岸の一画にロープが張ってあり、野鳥保護区域になっていました。
その中でコアジサシが卵を温めています。
昨日遠かったので、こんなに近い場所で見ていいいのですか?という感じです。
※写真はクリックで少し拡大します
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抱卵しているパートナーへ食べ物を運ぶコアジサシ。


食べものを渡すとあっという間に飛び立ちます。


コアジサシは20羽以上いました。
それぞれ海と浜を行ったり来たり、とても近い場所でず~っと観察できます。
昨日暑い海岸で5時間、私達のがんばりは何だったのか?笑



でも、おかげ様で昨日の物足りなさを解消できて飽きるまでコアジサシを観察できました。
ただ残念な私のカメラ、昨日使い過ぎて今日撮り始めて間もなくバッテリー切れになりました。(白目…
予備バッテリーを持っていなかった為、後は双眼鏡で見るだけ状態でした。バンザイ…
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近くの海では未だ見かけたことがないコアジサシを探して東方面の海岸に出かけました。
この日は干潮時刻が夕方だったので遅めに出発。
といっても先日のブログに書いたとおり東行きの道路が工事中の為、一般道を迷いながらなんとか到着しました。
※写真はクリックで少し拡大します

コチドリいました。


キアシシギが4羽。


チュウシャクシギが1羽、後頭部が気になります。


コアジサシが出ないのでお昼にしようかと浜でお弁当を広げかけた時、白い鳥が飛んできたのでリュックを放り出して見に行きました。
カッコイイ!
いろんな野鳥ブログを見ていると、皆さん良いレンズで撮影されているのでトリミングしても精度が落ちず、ずっとコアジサシってウミネコ大だと思い込んでいました。笑
小さいんですね~。

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速いので飛んでいる写真はまともに撮れません…
2羽ほどいるのですが、たま~にしか飛んできませんでした。
結局、浜に5時間ほど滞在して3回くらい出たものの見た時間が短すぎて中途半端感を残しつつ帰りました。
翌日に続く…

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その後、海岸沿いに歩いて探鳥。
チュウシャクシギ見つけた。
先月角島で教えてもらったのでわかりました。
※クリックで少し拡大します



この海岸にもキアシシギ。
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飛ばれた。


と、鳥に夢中になっていて気がついたら相方の姿が消えていました。
どこへ行ったのか…?あちこち探したけれどどこにもいない。
私はカメラと双眼鏡しか持っていなかったので連絡もつきません。
いなくなった辺りで待ちながら鳥探し。

イソヒヨドリの風切羽が整備不良ぎみです
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先ほどとは別のチュウシャクシギもいました。
正面から見るとキレイな縦班です。
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行き違いにならないよう駐車場近くへ戻り双眼鏡で探しました。
私は10倍双眼鏡を使っていますが、これで人探しをしたのは初めてですよ。
海岸に沿って遊歩道が続いているので、歩く人・走る人・釣り人・家族連れなど多いのです。
遠くの人の表情まですごく良く見えます。笑
夫はトイレを探していたとのことで、食後歩き回ると時々おなかの急降下になる「探鳥あるある」でした。
この日は早朝から7時間くらい探鳥したので疲れました。
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先週末は、天候・所用の為探鳥に出かけられなくてガッカリ・・・
もうすぐいなくなる春のシギチが見たくて「今週末こそ!」と思っていたら、東へ向かう道路が工事中で断念しました。
ならば西へってことで、またまた早起きして朝食用お赤飯のおにぎりを作ってam5:30出発しました。

干潮目指して出かけたつもりが、潮見表を見間違えたみたいで満潮でした。ショック。。。
水没していない場所で探鳥しました。
ハマヒルガオがいっぱい咲いていますが、鳥影ゼロ~。



気を取り直して探していると水際に、メダイチドリ?と思われる鳥がいたのですがすぐ飛び立ちました。
でも早朝のやわらかい光の中で夏羽を撮れたので満足です。
※鳥の写真はクリックで少し拡大します

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諦めずに探したら何かいるもので、葦に囲まれた水たまりでキアシシギ発見。
水たまりの泥の中はカニだらけです。



キアシシギの水辺で朝食にしましたが、まだam7:30だったので次の場所へ移動することにしました。
なんせ今日は2週間分の探鳥ですから…笑
海辺にはハッカチョウがたくさん飛んでいました。

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GW後半は自分の実家へ帰省しました。
夫は山登りをするので私よりこの地元をよく知っていて、おすすめの場所に連れて行ってもらいました。
先日、腹十二分目まで探鳥したのにこれはまた別腹です。笑


現地着am6:00。標高800mくらいの場所で探鳥しました。
水芭蕉と初めて見る座禅草が咲いていました。

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桜とキビタキって時期が少しずれるので撮れそうで撮れないものですが、山桜にキタ~。ラッキー!
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たくさん飛んでいるツバメをよく見るといつものツバメとは違っていました。
ぽっちゃりしたツバメはイワツバメかな?初めて見ました。
このツバメたち、どこにも止まらずビュンビュン飛び続けていました。
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アオゲラの声がするな~と思っていたら飛んできたけど一瞬で消えました。
アカゲラも何回か見たのですが撮れず。
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渓流沿いにオオルリ。
翼を下げていたので、尾羽の白がはっきり見えて珍しい姿が撮れました。

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旅の最終日は、天気が崩れ始めたので見島発am7:30の1便で萩港へ戻りました。
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書けなかったけれど、宿(一泊二食付き¥8,500)の食事が食べきれないほどの海の幸でした。探鳥の日はお弁当も作ってもらいました。これがまた超ボリューミー。
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萩に到着し、見島の記念に萩焼きの茶碗を買いたかったのでお店を探しました。
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窯元兼ギャラリーの「元萩窯(げんしゅうがま)」さんを訪ねました。
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温かみのあるとても素敵なギャラリーで,すぐに気に入ったご飯茶碗が見つかりました。
こちらの窯元は、気さくな女性の作家さんです。
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こちらが購入したご飯茶碗。
焼いてできた模様が玉ボケ写真みたいです。
萩焼は使っていくほどに色が変化していくそうで、昨年買った輪島塗のお椀とともに日々舳倉島と見島を思い出せそう。

萩を後にして高速を400kmほどひたすら走り、途中にある夫の実家に立ち寄りました。
そこを中継地としてひと晩羽を休め、翌日自宅へと抜けました。
私達もまるで渡り鳥。良い旅でした。


見島での探鳥です。
am5:30に起床し八町八反にて宿の朝食時間まで探鳥しました。
バーダーさんもちらほら。
探し方が足りないのか歩き回っても鳥がいない…


最初はノビタキ(夏羽♂)でした。遠かった~。
※写真はクリックで拡大するものもあります



田んぼで白い斑点があるシギを見つけました。
「タカブシギかも?」って思っていたら、近くのバーダーさんが「タカブですね」と言われたので正解でした。
想像していたよりかなり小さいシギでした。


アマサギは2羽いました。
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セイタカシギも2羽発見。いつ見ても優雅なシギですね。
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自転車で走っている途中大きめの鳥の群れが藪に入ったので待っているとカラアカハラでした。この群れには普通のアカハラも混ざっていました。


11羽のヒレンジャクの群れを見つけました。
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見分けが苦手なムシクイです。
センダイムシクイではないということはわかるけど不明です。
足がピンクで、背中と頭の色が少し違うのでエゾムシクイでは…と思うんですが自信なし。
ポンコツ耳なので声は聞いていません。

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見島で見たハクセキレイは、亜種タイワンハクセキレイでした。
見島支所の職員の方が今年は鳥が少ないと仰っていたことや、5日間探鳥された方が希少な鳥とまったく出会えなかったと聞いたりもしました。
私達も珍鳥には出会えなかったけれど、自転車で走っていると道の両側からキビやオオルリ、ムシクイ、コサメの群れなど夏鳥祭りです。
さすが渡り鳥の中継地といわれる島でした。

撮れなかったもののひとつ気になっている小鳥がいます。
海岸近くのブッシュから飛び出した茶褐色の小鳥は、逆光気味の岩場に立った姿がコマドリ似で濃いピンク色の長い足が印象的でした。
なんだったのだろう…と今も気になり図鑑をひっくり返しています。


見島は面積7.8㎢の小さな離島です。
公共交通機関がない見島での移動手段は3つ。
1. 宿の車を借りる
2. 萩市役所見島支所で電動アシスト自転車を借りる
3. 徒歩





私達は萩市役所見島支所で電動アシスト自転車を借りて探鳥しました。
8.30~17:00まで無料で借りられます。(4台しかないので予約した方が確実です)



その前にam5:30に起きて八町八反と呼ばれる田園地帯を徒歩で探鳥しました。
昔は全部田んぼだったということですが、休耕田が増えたようです。

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小さな島ですがかなりアップダウンがあるので電動アシスト自電車は移動にとても助かりました。
萩市役所見島支所から宇津山観音寺正観音まで4kmほどです。
自転車だと鳥を意識しながら移動できるのですが、度々止まって鳥を待つのでなかなか進みません。

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崖には洞窟もありました。誰もいないので素晴らしい景色を独り占めです。
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宇津観音平から北灯台を眺めます。北灯台は右手岬の先端にあります。
人が写らないように撮影したのではなくて、集落以外はどこへ行っても誰もいないんです。
でも民家付近で出会う島の人々は、私達のような旅の者に挨拶してくださるので最初びっくりしました。
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宇津山観音寺正観音から北灯台まで3kmほどの山道です。
途中道を間違えたりしながらなんとか到着。
この日は早朝から12時間、自転車返却後は見島ダムで探鳥、距離は往復で15kmほど移動しました。
もうワタシ、体力の限界でした。

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北九州新門司港を出て関門海峡を渡り山口県に入りました。
ここからは日本海沿いに走ります。
見島へ渡る前に以前から一度行ってみたかった角島に寄りました。
海の色がグリーンで透明度すご~い!



灯台近くの海辺で探鳥しました。
昨年舳倉島に行った時シギチが全くわからず情けなく、以後自分なりにちょっと勉強しました。(YouTubeで。笑)
いましたチュウシャクシギ。しかもとっても近いところに7~8羽。
※鳥の写真はクリックで拡大します
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とても気のいい地元バーダーさんと出会い、角島のシギチのポイントなど教えてもらいました。
実はヤツガシラもちょっと期待していたのですが、地元の方でも季節に10回探鳥して1回出るかどうかくらいの確率だそうです。
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これは私でもわかります。キョウジョシギの♀かな?
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で、手前にいるのはメダイかオオメダイと言われました。
クチバシが長めなところと胸の上部に黒線がなかったのでオオメダイチドリかなぁ。
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ダイゼンがいるよと教えてもらった別の砂浜に行ってみました。
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ダイゼンいました。
って、胸が黒くないダイゼンは初めて見るので教えてもらわなければわからなかった。感謝、感謝。
しゃがんでいるとかなり近くまでやってきます。


シロッチもたっくさんいて近くを走り回っていました。
シロッチとダイゼン以外は今日見た鳥は全部ライファーです。
シギチづくしの探鳥、満足しました。
YouTubeをテレビ画面で見ているとサイズ感がつかめなかったのですが、こうやって実際に見ると百聞は一見に如かずですね。楽しかった~。




角島で探鳥した後、萩港へ向かいました。
見島は萩港から北へ45kmの場所に位置します。
見島行きの高速船「ゆりや」は萩港から一日3便出ていて、私達は16:20発の最終便に乗りました。
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昨年のへぐら航路でひどい船酔いをしたので、今回は最初から最下層のフロアーで横になって1時間10分の船旅です。
やはり日本海の波は荒く、波を越えるたびドーンという音と上下にかなり揺れますが、今回船酔いは大丈夫でした。
船に強かったらデッキから海鳥を見ることができるんでしょうが、自分は酔うのでちょっと無理でした。

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