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前から一度訪れたいと思っていた西の干潟に出かけました。
干潮時間を目指して出発。

干潟に出かける時って長靴の方がよかったんですね~。次から気をつけよう。
バーダーさんが数人いらしたので、シギの名前を尋ねたところ「ホウロクシギ」が来ているとのこと。

静かにしゃがんでいると、採餌に夢中なホウロクシギが近くまで来てくれるので今日の写真はほとんどノートリミングです。
初めて見るホウロクシギに感動して300枚も撮ってしまいました。その中の4枚を載せます。

※写真はすべてクリックで少し拡大します。




何を食べているのかわかりませんが、時々小さなカニのようなものを食べていました。
※追記 食べていたのは穴ジャコのようです。



前日の予習で、よく似たダイシャクシギは翼下面が白い、ホウロクシギは翼下面は横紋ありと調べたところでした。
なので早速確認したく、このシギがバンザイするのを待っていました。
おぉ!模様ありでホウロクシギ間違いなしです。




近くにはキアシシギ(ですよね?)も何羽かいました。
図鑑で調べると、羽に白い小斑があるので幼鳥なのかな?

また1種類新しいシギを見ることができ、大満足の探鳥でした。
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義父が亡くなり、ここ2週間ほどあわただしい日々でした。
義父はこれまで持病もなく、90歳で天寿を全うしました。
私は義父より夫の方が早く逝ってしまうのではないか…と思っていた時期もあったので、順番通りの死という意味では正直少し安堵もありました。
とはいえ、夫にとってはもちろんのこと親を亡くすという寂しさは否めません。


そんな中、今年のGWに舳倉島に行った折、輪島の漆器工房に注文したお椀ができあがり届きました。
手触りはすべすべというより、とろとろといった感触です。
これまで自分には無縁だと思っていた漆器。
少し前のブラタモリで輪島塗りを放送していましたが、輪島塗の特徴を一言で表すと「堅牢にして優美」らしい。
漆器が「堅牢」って…?
下地に輪島の珪藻土を塗り、木地に布着せといわれる麻布を貼るという工程もあり、修理もできる丈夫な一生ものの器なのだそうです。
2泊した宿では、27年間も毎日使われている漆器がツヤツヤと輝いていました。
おっかなびっくり使わなくてもいいんだ!ということが、日常使いとしては大変助かります。

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高台の裏は、なめらかな曲線を描いていて洗って伏せたお椀の高台に水が溜まりにくく、拭きやすい形になっています。
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届いた器には、塗師屋の奥様からの直筆手紙も添えられていました。
その一部をご紹介します。

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洗ったあと拭いてあげると美人さんになります。
ケガをしたら直してずっとお使いいただけます。
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大切にしながら毎日使います!
買ってよかった。
そしてまたいつか能登に行きたいと思う買い物でした。
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そそられるタイトルの本を読みました。
作者はクモの研究者で鳥ではありません。
でもこれを読んだら難しいシギ・チドリの見分けのコツがわかるのでは…という期待を持って手に取りました。


甘かった。。。同定に近道なし。
作者曰く、図鑑は辞書ではない。
要するに、図鑑で同定するには、特徴を見分けられる目ができていないとダメだということ。
では、見分ける目の作り方は…ということをこの本で語られているわけですが、納得の内容でした。


まだ自分はいろんな鳥を同定できるには程遠い状態ですが、この本のあとがきで述べられている現象※「ディズニーランド状態」を、探鳥で味わえています。
単なる山歩きならばやれ暑いの寒いの言いそうな場面でも、目的の鳥を見るためならばどうってことない感覚。
また目的の鳥が撮れた時のドキドキ感、自宅のPCで細部まで見るのもまた楽しい。
鳥は近くでまじまじと観察できる生き物ではないので、写真で確認するしかありません。
その写真を見て、あーでもないこーでもないと図鑑をひっくり返す時間がまた至福。



※「ディズニーランド状態」とは、人は楽しいと感じるときは疲れ知らずに動ける状態になること