思いもよらず夫がガンに罹患し、免疫力を高めるため腸に良いことだけを続けてきました。
ヤフーブログが終了する前に今までの経過をまとめてみました。
この食事療法は、手間がかかり最初は「もう無理!」の連続でしたが、やはり命がかかっていることだけにやらずに後で後悔したくない気持ちだけで前に進みました。
納得する為に多くの本を読み夫に合うように変え、同時に日々変わっていく自分の体調に驚き今に至っています。
前にも書いたことがありますが、この腸活はひと言で言えば昔の日本の食生活のようなものです。
水溶性食物繊維を意識して摂る
発酵食品を常食する
小麦製品を控える
本物の調味料を使う
善玉菌を優勢にする為食品添加物を避ける
肉・卵は選んで少なめに摂る
米は五分づき米に雑穀を混ぜて炊く
できるだけ無農薬野菜を使う
日々の食事と排便を記録する
乳製品を摂らない(腸活ではなく、性ホルモンに起因する乳がん・前立腺がんに関しては乳製品を避けた方が良い為です)
もともと便秘症だった夫の変化
・ほぼ毎日朝食後にトイレに行けるようになった
・ガス(オナラ
)が無臭になった ・鼻炎が改善してティッシュ消費量が激減した
が、毎日がスッキリ快便というわけでもないらしいのです。
そこで他にも寒天生活やもち麦生活、オリーブオイル生活も試してみましたが、思ったほどの効果なし。
一方、興味本位で同じ食生活をしてみた私の変化
・自分は便秘ではないと思っていたけれど「快便」の概念が変わった→便の質と量が昔とは全く違う
・食べたものが便となって排出されるまでの滞在時間がとても短くなった
・腸が絶好調だと皮膚がなめらかになる
・たまに添加物が多い食品を食べると翌々日あたりに口内炎ができる
ふたりに共通する変化
・たまに外食すると後で口の内側が腫れぼったい感じになり、食事中に噛んでしまう
同じ食事をしていても夫と私の変化の違いって何なのだろう?って考えます。
・ガンの放射線治療で全骨盤照射した為、腸へのダメージが大きかった
・私が0からのスタートだとすれば、便秘持ちの夫はマイナスからのスタートだった
・それなりに改善しているものの、私と比較して効果が薄く感じられる
そこで…
まず、便秘外来に行って相談をしました
便秘外来では通過障害(腫瘍など)がないかCTを撮りましたが問題なし。
腸が普通より長いことと、ぜん動運動が弱いとのことで下剤を処方されただけでした。
次に、消化器内科に行って大腸内視鏡もしました。
放射線治療により腸壁に多少炎症があるものの、こちらも問題なしでした。
ただ、放射線治療の影響はこの先10年くらいは続くらしく、来年も内視鏡検査を受けて経過観察が必要なようです。
これは食事以外に何か原因があるかもしれないと思い始め、日々のチェックシートを見て気づいたこと。
いつも週末に向かって快便になる
ということは、便秘は自律神経の影響もあるのでは?
週の初めって誰もが仕事への緊張(ストレス)があります。
気持ちがリラックスしていないと便意も起こりません。
便秘症の人って、
・神経質な人
・心配性な人
・真面目すぎる人
・ストレスに弱い
・努力家
だそうで、これ全部夫に当てはまります。
もうひとつ付け加えるなら「完璧主義者」。
要するに、自律神経が安定せず交感神経が優位になりやすい人なのです。
たかが便秘…は、最初考えていたほど一筋縄ではいかないものでした。
でもストレスの原因であるらしい「会社」もゴールが見える年齢になりました。
長かった便秘歴に対して改めた時間はわずかなもので、じわじわと腸内環境が良くなってきていることは明らかです。
腸活なんて偉そうな言い方ですけど、普通の和食なので慣れてしまえばずっと続けられます。
乳がん・前立腺がんの原因のひとつとして「食の欧米化」があげられています。
ガンは医療(標準治療)なくして食事療法だけでは治らないと思っていますが、せっかく完治と言われるところまでたどりついた命ですから、腸の為というだけでなく再発予防としても今後も食に関して慎重に生活していくつもりです。
※追記
2019.3月下旬頃からなぜか急に日々快便が続いています。
最初は一時的なものかと思っていましたが、気づけばもう一か月以上快腸です。
3年半続けた食事療法が効いてきたのかな?
快腸になった理由をいろいろと考えてみたのですが、最近変えたことは自家製豆乳ヨーグルトを摂ることをやめて、自家製甘酒にしたことぐらいです。
発酵食品が腸に良いということでできるだけ自家製の発酵食品を摂っていますが、そのひとつである豆乳ヨーグルト。
種菌を変えてみてもあまり効果を感じられないことと、冬場に冷たいヨーグルトってどうなんだろうと疑問を感じて温かい甘酒に変えたのです。
毎朝気持ちよいお通じがあり、本人とても気分良く出勤していきます。