山歩きが趣味の夫からはたま~に山行きのお誘いがかかります。
今回は「凍った滝見たくない?」とのお誘い。
私はここんとこの寒さに辟易していたので「全然見たくない」と返事したものの、場所は以前から一度行きたかったパン屋さんが近くにあったので滝を見た後パン屋に寄るということで交渉成立しました。
ここからスタートです。
山道は最初車も通れる広さの道ですが、途中から狭い一本道となります。
崖路にいたっては幅50cmほどの急坂となり、登りの人と下りの人とのすれ違いが非常に困難です。
山側に待避する分には木の根っこなどにしがみついていればいいわけですが、崖側を通行するときは超怖い道でした。
片側崖っぷちの急坂なのにつかまるものが何もないんです。
氷瀑めざしてやってきた人の数が半端でなかったので、崖路で大渋滞がおきているんです。
しかたがないので、山側に待避している人につかまらせてもらってやっとのことで通り抜けました。
崖っぷちを沢に降りれば今度は氷の恐怖でした。
沢づたいに滝まで登るのですが、この沢の石表面が凍っていてツルツル滑るんです。
凍っていなかったらぴょんぴょんと飛び石でわたれる小さな沢なのに渡れません。
人は後ろからどんどんやって来るので止まったらまた渋滞をおこします。
とはいえ、この沢でおばさんが滑って転んだら冷たい以上に恥ずかしいよね。
そんな時、まるでドラえもんのように夫がリュックの中から取りだしたのは2人分の「アイゼン」。
ドラえもん、もっと早く出してくれよ~。(笑)
「アイゼン」とは靴の底に取り付けるトゲトゲなのでした。
このトゲトゲを靴に装着すると今までのツルツル問題がウソみたいに解消しました。
なんだかんだといろんな恐怖があってたどりついた氷瀑です。
トゲトゲ付きの靴をはいている私は、この滝も登れるんじゃないか…?と思えたのでした。
んなアホな・・・