映画「岳」の試写会に次女と行ってきました。
本当は夫と行く予定だったのですが、この映画の主題歌をコブクロが歌うということで急遽次女と出かけることになりました。
原作は2008年漫画大賞にも選ばれた「岳 みんなの山」(1~13巻)で、山岳救助ボランティアの島崎三歩を演じるのは小栗旬。
ということで、きっと女性ファンが多いだろうな~と予想していたのですが、開演待ちのお客さんは山歩きが趣味と思われる60~70代らしきご夫婦が多かったです。
う~む、そうきたか。
この方々、とにかく映画上映中思ったことを何でも口に出されるのです。
例えば、岩場から転落するシーンでは「痛っ!」とか、
おにぎりが出てくると「わー、大きい!」とか、
途中「アメちゃん、アメちゃん…」と言いながらかばんをガサゴソ…
時折あちこちで蛍のように明かりがともり、携帯で現在の時間を確認する人多し。
エンドロールが流れ始める頃、あたりは感想を話す声でいっぱいでした。
まるで家の居間でテレビをみているようでした。(笑)
あっ、映画の報告を忘れてました。
普通原作を読んでから映画を見るとがっかりすることが多いのですが、これは原作にはない山の景色のすばらしさが味わえます。
映画「海猿」は見ていると息が苦しくなりますが、「岳」は手足に力が入って筋肉痛になりそうです。
三歩は少しイケメンすぎますが、この映画のオファーがくる前から「岳」のファンだったという小栗旬は、原作に近いキャラクターを演じていて違和感がありませんでした。
「自然と向き合うのは、時には厳しい事もあるけど厳しさと楽しさは半分半分。
生きていくということも、良いこと悪いことが半分半分。どちらの比重を多くするかは自分次第」
という三歩の言葉が印象的でした。