fc2ブログ

義父が亡くなり、ここ2週間ほどあわただしい日々でした。
義父はこれまで持病もなく、90歳で天寿を全うしました。
私は義父より夫の方が早く逝ってしまうのではないか…と思っていた時期もあったので、順番通りの死という意味では正直少し安堵もありました。
とはいえ、夫にとってはもちろんのこと親を亡くすという寂しさは否めません。


そんな中、今年のGWに舳倉島に行った折、輪島の漆器工房に注文したお椀ができあがり届きました。
手触りはすべすべというより、とろとろといった感触です。
これまで自分には無縁だと思っていた漆器。
少し前のブラタモリで輪島塗りを放送していましたが、輪島塗の特徴を一言で表すと「堅牢にして優美」らしい。
漆器が「堅牢」って…?
下地に輪島の珪藻土を塗り、木地に布着せといわれる麻布を貼るという工程もあり、修理もできる丈夫な一生ものの器なのだそうです。
2泊した宿では、27年間も毎日使われている漆器がツヤツヤと輝いていました。
おっかなびっくり使わなくてもいいんだ!ということが、日常使いとしては大変助かります。

D50_0964.jpg



高台の裏は、なめらかな曲線を描いていて洗って伏せたお椀の高台に水が溜まりにくく、拭きやすい形になっています。
IMG_8893.jpg


届いた器には、塗師屋の奥様からの直筆手紙も添えられていました。
その一部をご紹介します。

**************************************************
洗ったあと拭いてあげると美人さんになります。
ケガをしたら直してずっとお使いいただけます。
**************************************************

大切にしながら毎日使います!
買ってよかった。
そしてまたいつか能登に行きたいと思う買い物でした。
D50_0971.jpg

スポンサーサイト



能登の旅最終回は、輪島塗の漆器の話です。
舳倉島への船が欠航になった為、輪島の宿には2泊させてもらいました。
食事が魚介類中心でとても美味しい。(2泊目の夕食は鯨のバター焼きもありました)
揚げ物が全くないというところも気に入りました。
DSC_0167.jpg


料理もよかったのですが、器に輪島塗の漆器を使われていました。
私にとって漆器は遠い存在で、高価で手入れが大変というイメージを持っていました。
ところが、こちらの器はもう27年間朝晩使っているとのこと。(その間一度も修理なし)
普通に食器用洗剤をつけたスポンジで洗って水分を拭きとるだけでOK、使えば使うほど輝いてくるのだそうです。
本当にツヤツヤで、お椀など飲み口や高台にスレやキズもありません。
もし落として割れたり欠けたりしても輪島塗は修理ができるので一生ものだということです。

そうだったんだ、漆器のイメージ変わった~!
一生もののお椀を毎日使い倒したい!

舳倉島への船が欠航になった日、輪島塗の漆器店を巡ってお椀探しをしました。
いろんなお店で輪島塗の知識を伺い、自分たちになじむお椀を探します。
ふたりとも「
吉田漆器工房」さんの器が気に入りましたが、一生ものとはいえ正直高いです…
IMG_8239.jpg


溜塗の朱と黒のお椀(各1個)が欲しかったのですが、あいにく黒が品切れ中とのことです。
溜塗(ためぬり)とは、朱色で中塗りした上から半透明の黒色で上塗りすることで椀の縁などに赤色が透けてみえる塗り方です。
黒・朱の塗りより1回多く手間がかかる塗り方になるそうです。
下の画像はネットよりお借りした溜塗の黒のお椀です。お椀の飲み口に中塗りの朱色が透ける仕上がりです。

LN-T.jpg


黒を新たに注文すると乾燥させる時間が必要で、納期3~4ヶ月とのことでした。
家に帰ってからも輪島のお椀が気になり、1週間考えて注文しました。
わが家は和食中心の食事で朝晩みそ汁を作っています。
とろっとした口あたりの輪島塗のお椀が届く日を待ち遠しく思います。♪
IMG_8236_01.jpg


換気扇の掃除ってめんどうですよね~。

あのやっかいな油汚れを簡単に落とせる道具ってないものか…
100均やホームセンターで探してみました。

でも洗っていて感じるのは、道具より掃除の頻度をあげること。
ラクに洗う為には、ちょくちょく洗うが一番。
わかっちゃいるけど…ってやつですけど。
アルカリ系の強い洗剤を使わなくても台所中性洗剤できれいになるんですよ。


ちなみに今まで試した道具は…

シロッコファンブラシ。
買ったものの、これは毛が硬すぎて塗装を傷めそうで一度も使っていません。
IMG_5285.jpg 


セリアの「すみっこぶらし」。
柄の厚みが薄くてシロッコファンの羽の隙間に入りやすそうと思って購入。
しかし、羽の凸部分は洗えるものの、凹部分にはフィットせずNG。

IMG_5282.jpg 


これもセリアの細いブラシ。
細かい部分を洗えると思ったけれど毛量が少なすぎるのと、柄が短かすぎてNG。

IMG_5284.jpg 


古ハブラシを熱湯で90°曲げたもの。
羽の凹部分にフィットするのでは…と作ってみたのですが、
ハブラシヘッドのプラスチック部分が隣りの羽をこする為、塗装がはがれそうでNG。
IMG_5283.jpg 


とまぁ、試行錯誤を重ねて、現在ベストな洗い方はというと…

まず、シロッコファンをはずして布で羽の表裏を一枚づつ拭きます。
座ってできるのでTVを見ながらでもできます。
↓は油汚れを拭き取った布。
これだけでも汚れの8割を落とせるくらいきれいになります。
IMG_5411.jpg 


次に、刷毛で洗います。
刷毛は取っ手に角度がついたもので、毛量が多く、コシがあるものが仕事が早い。
羽を2~3枚いっぺんに洗えます。
お湯を使って中性洗剤で洗えば簡単にきれいになりました。

IMG_5406.jpg 


シロッコファンが乾く間にフード部分をきれいにします。

整流板をはずして洗い乾かします。
フードは中性洗剤でアワアワにしてタオルをしぼって何回かふきとります。

IMG_5408.jpg 


終了。
さすがに汗だくになり、自分もシャワーしてさっぱりしました。

IMG_5409.jpg 

ひと月前にリフォームしたウッドワンのキッチンもようやくなじんできました。
新しいキッチンにリフォームしたらやりたかったことがあります。
それは、

調理台の上には何も置かないこと

フラップアップの棚には、よく使う塩・砂糖・雑穀類・お茶・コーヒーなどを収納しています。
IMG_4092.jpg 

ところが、炊飯器の置き場所だけはどーしてもここしか無理…

IMG_4088.jpg

どこか他の場所と言ってもキッチン後ろ側は、天井までの作り付け収納なのです。
そこで、その棚の中へこの炊飯器を入れられないかと夫に相談してみると、
早速モノタロウでスライドレールとホームセンターで板を購入してきました。
この炊飯器、お米を入れなくても重さが7kg以上あるので重量に耐えられるスライドレールらしいです。

IMG_4073.jpg

で、いろいろ頑張って取り付けてくれまして…

IMG_4082.jpg  

完成 

ご飯を炊く時はスライドレールを引き出して炊きます。

IMG_4083.jpg 

キッチンはこのようになりました。
基本ご飯の保温はしないので、炊飯器を棚に収納する時はカラの状態です。

IMG_4094.jpg
 


以前は置き型の食洗機を使っていたのですが、だんだん使わなくなり処分しました。
なので今回のリフォームも食洗機はつけませんでした。

洗い物は、前から憧れていた燕三条のステンレス製水切りかごを購入しようと思っていました。
ただシンクの左側スペースが15cmしかなく、迷った末に一番設置幅をとらない「栗原はるみ水切りラック」を購入しました。
この水切りかごはスライドすれば倍の幅になりますが、普段はたたんだ状態で20cmで収まります。
奥行きは59.5cmで、キッチンの奥行きを有効利用できます。

ラック1 

スライドするかごを伸ばすと収納力たっぷりですけど、通常は伸ばさず使うつもりです

ラック2 


夫婦二人暮らしならこれで十分と思っていましたが、毎朝ニンジンスムージーを作るのでジューサーカップがあったり、お弁当も作っているのでお弁当箱やらスープジャーやら洗い物だらけで毎回ここが山盛り状態です。
リフォームのどさくさに紛れて購入しましたが、水切りかごにしては良いお値段でした。


続きを読む